NIPPONワキガ今昔物語
世界の国々と日本の体臭事情を俯瞰すると、面白い対比が見えてきます。
例えばアフリカ大陸ではワキガ体質の方が9割以上に上るそうです。
アメリカなどでも7割以上はワキガ体質だとされており、日本のワキガ体質1割というのは極めて異質な数字なのです。
しかし、この「1割」は日本の現代を切り取った数字にすぎません。
過去には日本でもほとんどの人がワキガ体質だったと推測されています。
日本人にとってもワキガのにおいは「自然な体質」だった
現代の日本人にとってワキガのにおいは「特殊な体臭」ですよね。
古い時代のひとびとは現代人とは正反対の感覚を持っていたようです。
ワキガのにおいが異性にアピールする武器になったと言いますから、体臭については「寛容」という姿勢を通り越して積極的に受け入れるほどだったのでしょう。
江戸時代、安土桃山時代、室町時代、鎌倉時代、平安時代。
時をさかのぼっていくほど日本人のワキガ率が上がっていくはずです。
逆に言うと、時代が進み、物質的に豊かになるほどワキガ率が低下していったというわけです。
現代日本でワキガ体質の方がごくわずかなのは、全身を湯につける入浴の習慣が一般に普及したことが一因だとされています。
清潔にしていてもにおいが気になる。
周囲ににおっているのではないかと心配。
自分はワキガなのではないか?
などとお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。まずはにおいを判定し、必要であれば治療方法をご紹介させていただきます。