自分がワキガだと気付いた。その時彼女はどう思ったのか
人は自分自身から発するにおいには鈍感です。
そのため、ワキガ(腋臭症)の方が自覚するきっかけは周囲が提供することになります。とりわけ多いのが「家族に指摘されてワキガを自覚した」というケースでしょう。
デリケートな問題だからこそ近親者が本人に自覚をうながすのですが、やはりワキガを指摘されて素直に受け止められる方は少ないようです。
家族、とくに親が指摘する場合、こどもの行く末を考え、心を鬼にしてはっきり口にしているはずです。もしそのことで子どもから恨まれでもしたらたまりませんよね。
とある女性の声をご紹介します。
自分がワキガだと知ったとたん頭が真っ白になった…
彼女の母親はいつの間にか困惑したような様子を見せることが多くなりました。
そしてある日、厳しい顔をして彼女に「あなたはワキガである、におう」ということを伝えたのだそうです。本人はというと、言葉は理解できるはずなのにわけがわからず、呆然としてしまったと言います。受け入れる、納得する、反発する、嘘だと決めつける。どの行動もとれず、頭が真っ白になってしまい……。母親の言葉を事実として受け入れるには数日を要したとのことです。
すべてを振り返って彼女はこのように述懐しています。
「あの時指摘してもらえていなかったら、きっと今でも周囲は気づいているのに自分だけが気づかなったと思う。自覚できたからこそ正しいケアができるようになった。母には感謝しています」
ワキガのにおいでお悩みの方はぜひ当院の臭気判定士にご相談ください。ワキガ治療は、ワキガかどうか判定するところから始まります。