ワキガ率の高い国、インド
人類の祖先はアフリカ大陸で生まれたという説があります。
DNAを解析してルーツをたどると誰もがアフリカに行き着くというのです。
つまり、高緯度の国々から比べると、アフリカ大陸に近づくほど古い遺伝的形質が残っているというわけです。
ワキガはアポクリン腺から分泌される体液が原因となって強い臭いを発する「体質」です。
その昔にはセクシャルなフェロモンとして機能していたと考えられているので、インドやアフリカでワキガ率が高いのも当然なのかもしれません。
時代を経て人口が増え、土地面積当たりの人口密度が上昇した結果、強い体臭で異性にアピールする必要がなくなっていったのでしょう。
環境が変われば遺伝子も変質する。
世界のワキガ人口は今後どうなるのか
日本人のワキガ率は3割とも1割とも言われています。
インドやアフリカのようなワキガ率10割の世界は想像しにくいかもしれませんね。接触する機会が稀であるため日本人にとってワキガのにおいは特異的な「臭気」ですが、むしろ海外では「におうのが当たり前」です。
日本人のDNAもインド人のDNAも、アフリカ系民族のDNAも、みな同じだけの時間を旅して今日を迎えました。その中で地域差が生まれたのは非常に興味深い現象です。
現在に至るまで「人類の故郷」に近づくほどワキガ率が高い状態が続いています。
そのことを思えば、これから世界のワキガ人口が減っていく可能性はあまり高くなさそうです。
しかしながら、日本においてはワキガのにおいがしても当たり前!仕方ないか!というようには中々いかないことが多いのではないでしょうか。
もし、自身のワキガやにおいのことでお困りの方は、当院までご相談ください。