レーザー治療は皮膚を焼くのでとても痛いです。
レーザー治療は痛くない、というイメージを持っている方も多いようですが、それは間違いです。
レーザー治療というのは、レーザーから発せられる強い光や熱をタトゥーに照射することで皮膚内の染料を粉砕していく除去方法です。つまり、レーザーを使ってタトゥーがある皮膚を焼いていくような感覚ですので、強い痛みをともなうのです。
ただし、使用するレーザーの種類によって痛みの程度は変わります。皮膚の深い部分まで作用する機器であれば、レーザーに威力があるので激しい痛みを感じることがあります。逆に、皮膚の表面にだけ効果を発揮するレーザーであれば肌へのダメージも少ないので、それほど痛みは感じないようです。
施術中は、バチッとゴムで弾かれるような痛みがあります。もし痛みに我慢できないときは冷却麻酔や麻酔クリーム、局所麻酔などによって痛みを緩和できます。また治療後もヒリヒリとした痛みが残りますが、痛み止めの内服薬や化膿を防ぐ塗り薬を処方してもらうことでケアをすることができますし、施術後の痛みは数時間〜数日くらいでほとんど消えることが多いです。
とはいえ、レーザー治療を受けた方の中には、「全然痛くなかった」と答える人もいれば、「ものすごく痛かった」という感想を持つ人もいます。当たり前のことですが、「痛い」という感覚は人それぞれ感じ方が違うので個人差がありますし、使用する機器によっても痛みの大きさに差が出ます。何より、痛みにばかり意識が向いてしまうと本当に自分に合った治療方法を選ぶことができず、きちんと納得できる結果が得られないかもしれません。そうならないよう、レーザーを使った除去には必ず痛みがともなうという事実は、あくまで基礎知識として覚えておくのが良いかもしれませんね。
レーザー治療のメリットは?
それでは、レーザーを使った治療にはどのようなメリットがあるのでしょう。具体的なものをいくつかご紹介しますので、レーザー治療を考えている方は参考にしてみてくださいね。
メリット1. まず、治療後の傷跡が目立たないという点が大きなメリットとして挙げられます。メスを使って皮膚を切除するわけではないので、治療後の傷跡を最小限に抑えてくれます。
メリット2. 基本的に、1回の施術時間が20分前後と短時間で済ませられます。もし比較的浅く彫られているタトゥーであればさらに時間が短縮されるので、短い期間で治療を終えることができます
メリット3. レーザーの光線はタトゥーの色素にだけ反応するので他の部分の皮膚を傷つけず、安全性の高い治療を受けることができます。
メリット4. タトゥーの彫られている場所や、タトゥーの大きさに関係なく治療することができます。例えば切除手術の場合は、タトゥーの範囲が広かったり皮膚があまり伸びない場所にタトゥーが彫られていたりすると手術が難しくなるケースがあります。レーザー治療ではそういった心配はありません。
メリット5. 切除手術や植皮手術などをした場合、傷口が開かないよう気にしなければならず、日常生活を制限されることが多くなります。レーザー治療であれば、施術後の患部の回復が早いので日常生活に大きな支障を与えることはあまりありません。
タトゥーを除去する際、レーザー治療という方法は今ではとてもポピュラーな方法となっています。上記のようにメリットも多いですし、世間での評判も高いようです。
しかしタトゥーの除去をする際に大切なことは、かかる時間や費用、傷跡の大きさ、痛みなど、自分が何を一番に重要視するかということをよく考えておくことです。そういった自分の意思と照らし合わせながら、納得のできる治療方法を見つけていきましょう!