海外で生産されるタトゥー除去クリームは、インターネットを通して国内にも販売されています。
販売されている製品の中で、ある製品はタトゥーを薄くしていく効果だけでなく、肌を整える成分も含まれています。
効果が現れるまではどんなに早くても最低3ヶ月はかかります。長い時間がかかるという概念が必要になります。
クリームを塗った後の入浴は6時間後までは待たなければならない手間が掛かります。
しかし、クリームを1年ほど使用した9割を超える人が効果があると実感しています。
美白成分と言われる一方、安全性に疑問があるハイドロキノンやクロマブライト(パルミチン酸ジメチルメトキシクロマニル)はクリームには含まれておらず、他のタトゥー除去クリームに使用されるTCA(トリクロロ酢酸)も含まれていない製品です。
上記の製品は一般的に使用されている成分を含有しないことで製品の安全性を強調しています。
ハイドロキノン
アメリカ合衆国の皮膚科医師がハイドロキノンについて、政府機関であるFDA(アメリカ食品医薬品局)が安全性と認めた成分であり、個人差はあるが通常であればハイドロキノン配合のクリームの使用1ヶ月以内に肌のシミを薄くすることを語っています。
ハイドロキノンの濃度は一般的に4%、症状に応じて7%まで調整を行うようです。
ハイドロキノンは過去40~50年ほどにわたって使用されている美肌成分の1つですが、人体に及ぼす悪影響を記載する報告は現在に至るまでありません。
クロマブライト
商標登録を受けているクロマブライトは、脱色素剤やメラニン合成阻害剤として投与することができるという技術情報が挙げられています。どちらもアレルギー反応が見られる場合は医師に相談することが必要です。
TCA
TCAにおいては劇物と指定され、皮膚科ではイボや尖圭コンジローマの除去に使用されています。
TCAをタトゥー除去に使用されている理由は、タトゥーのある部分の皮膚を水ぶくれの状態にし、皮膚をめくることで除去するということです。
タトゥー除去クリームとして販売されている製品の中には、人体に影響を及ぼす可能性のある物質が含まれていることもあるため、注意が必要です。
ハイドロキノン・クロマブライト・TCAを含まないタトゥー除去クリームの使用効果を上げるためには、垢をこするように古い角質を取り除いておくとクリームの成分が浸透しやすいとされています。
返品を受け付けない企業や複数の種類に分けてクリームを製品化することで1種類の購入より効果があるとする企業もあります。
タトゥー除去クリームに含まれる成分に併せて購入の際には注意事項を事前に調べておくことも大切です。
また、疑問点は問い合わせなどにより解消し、納得ができれば安心して使用することができます。疑わしい場合、不安が解消されない場合は購入を控えます。
クリームを使用した直後は約10分くらい衣服をきたり手袋をすることなどは控えます。
包帯やガーゼで覆う必要もありません。また、3年以上経過したタトゥーは入れた直後に比べればマクロファージに分解されやすくなっています。
そのため、新しいタトゥーの方が効果の現れ方が遅くなります。そして小さなタトゥーの方が効果は早く現れます。タトゥーの大きさによっては約4~5ヶ月の経過が見込まれています。
タトゥー除去クリームの使用は1日2回程度で毎日塗る必要があります。医療機関に頼らないクリームによるタトゥーの除去は、時間と粘り強さが必要になります。