日本では、タトゥーや刺青をしているというだけで悪いイメージを持たれてしまうという風習になっています。
そして、タトゥーや刺青をすることに伴うデメリットについて知らずに入れてしまうという人も多いために、タトゥーや刺青を彫った後にデメリットについて知ったために刺青を除去するという人も多いです。
今回は、タトゥーや刺青が日本社会においてどのような理由でイメージが悪いのかという理由についてと、タトゥーや刺青を入れることによってどのようなデメリットがあるのかということについて詳しく紹介していきます。
日本でのタトゥーや刺青のイメージおよび、掘る前に知っておいて欲しいこと
こちらでは、日本でのタトゥーや刺青を入れることについてのイメージと、タトゥーや刺青を掘る前に知っておいて欲しいことについて詳しく紹介していきます。
「模様が綺麗だから」とか「記念を永遠に残しておきたい」というような刹那的な考えだけではなく、後々のことも考えるようにしてください。
日本でタトゥーや刺青のイメージが悪い理由について
日本での、タトゥーや刺青のイメージが悪い理由というのは、主に2つの理由が考えられます。
- ヤクザや暴力団などの反社会的勢力の人たちが刺青を掘っているイメージが強い
- 古来の日本では罪人を判別するために、額に「黥刑(げいけい)」と呼ばれる刺青を施していた
こちらの2点が挙げられます。
どちらのケースに関しても、「一般人ではなく、社会の道から踏み外した人」という印象が強いために、タトゥーや刺青をすることによって同じような印象を抱いてしまう人が多いことが特徴的です。
レジャー施設を利用することが難しくなる
日本でタトゥーや刺青を入れることのデメリットとしては、レジャー施設を利用することが出来なくなるケースも多いということを知っておいて下さい。
夏のシーズンになると海水浴場やプールなどのレジャー施設に出掛ける人が多くなっていますが、これらのレジャー施設では、タトゥーや刺青をしている人は入場できないケースも多いです。
近年ではこれらの行為を「不当行為だ!」と叫んでいる人も多いですが、タトゥーや刺青をすることによって感染症になってしまうリスクも高くなり、タトゥーや刺青をしている人と同じ水の中で行動することによって感染してしまうリスクもあります。
そのため、恐らく今後もタトゥーや刺青をしている人は、これらの施設を利用することが出来なくなる可能性が高いということになります。
病気や医療の面でもデメリットが多い
医療先進国として名高い日本の医療ですが、タトゥーや刺青をしていることによって、病気になるリスクが高まると共に、MRIなどの磁気を利用した検査をしてもらえないケースが多いです。
MRIは微弱な電磁波を体内に流すことによって内蔵や脳などの患部を写す機械となっていますが、タトゥーや刺青などで使用する顔料を皮膚の中に注入している状態だと、顔料が電磁波に反応して大火傷を負ってしまうリスクがあるために、病院でも適切な検査や治療をしてもらえないケースが多いです。
また、病気のリスクに関しては、完璧に殺菌していない器具を使うような彫り師の施術を受けると、B型肝炎やHIVなどの血液を介して感染する病気を発症してしまうリスクが急増してしまうことも挙げられます。
まとめ
日本と海外でのタトゥーや刺青のイメージの違いとしては、歴史や文化が違うということが挙げられます。
海外でタトゥーや刺青が流行したのは、わずか50年ほどの歴史しかありませんが、日本では1000年以上の昔からタトゥーや刺青を入れるのは基本的に犯罪者または犯罪者予備軍が入れるものだという風習があったために、日本でタトゥーや刺青が理解されることは非常に難しいと思われます。
そして、イメージの問題だけではなく、病気のリスクや治療のリスクなども負うことになりますので、ファッションとしてタトゥーや刺青をしたいという人が多くても、将来的なことを考えると百害あって一利なしと言えるでしょう。