日本ではマイナスのイメージが強いタトゥーや刺青ですが、世界各国では、どのようなイメージを持たれているのかということについて詳しく紹介していきます。
日本はタトゥー後進国だという話を耳にすることも多いですが、刺青の歴史を遡って行くと1000年以上前になるために、実は世界の中でも歴史が深いということを知っておいて下さい。
世界主要国のタトゥーに関するイメージについて
今回は、アメリカ、ヨーロッパ、そして日本の隣国にあたる中国と韓国でのタトゥーや刺青に抱いているイメージについて紹介していきます。
それぞれの国や地域によってタトゥーや刺青のイメージは大きく異なるということになります。
アメリカでのタトゥーや刺青のイメージは?
アメリカはファッションタトゥーの発信地ということもあり、アーティストや有名人、スポーツ選手だけではなく、一般人の中にもファッションとして定着しています。
アメリカでのタトゥーのイメージとしては、「オシャレをしている」というイメージが強くなっているために、軍人や警察官といった公務員でもタトゥーを入れていることが多く、日本のようにタトゥーを入れているために就職できないというようなデメリットは少ないようです。
しかし、高齢者の中にはタトゥーにマイナスのイメージを抱えている人も多いですが、アメリカという国は、全よりも個を優先する文化となっているために、それほど大きなデメリットは無いとされています。
ただし、レストランやパーティーなどのフォーマルな場所では露骨にタトゥーを見せることはマナー違反とされているために、高級なレストランなどの場合だと、タトゥーが見える状態だと入店を拒否されるケースも少なくありません。
ヨーロッパでのタトゥーや刺青のイメージは?
ヨーロッパでのタトゥーや刺青のイメージとしては、比較的良好といえます。
若い世代からお年寄りの世代まで幅広くタトゥーを入れている人が多くなっていて、タトゥーがファッションとして認知されているということがポイントになっています。
また、外務省の役員や公務員などの堅い職業に就いている人でも、スーツの下にはビッシリとタトゥーが入っているということが珍しくありません。
しかし、公衆の面前でタトゥーを見せびらかすという行為については敬遠される傾向にありますので、認知度は高いけれど、タトゥーを入れることによってマイナスのイメージを持たれてしまうということは少なからずあるということになります。
韓国・中国でのタトゥーや刺青のイメージは?
日本の隣国になる韓国や中国での刺青やタトゥーのイメージは、この両国で大きく異なるということがポイントです。
韓国ではファッションとして広く定着されていて、大人から子どもまでタトゥーを入れている人が多く、アメリカのように模様やデザインを彫るというよりも、文字を彫るということが多いようです。
その反面、中国ではタトゥーや刺青を入れるという文化がなく、タトゥーや刺青を入れている人は日本と同じように反社会的勢力だと判断されてしまうことが多くなっています。
ただし、中国では中国人以外の人に向けてのタトゥーショップが多くなっていますので、勘違いする人も多いですが、中国人の多くはタトゥーを嫌っている人が多いということになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
海外の国や地域によって、タトゥーや刺青に対するイメージというのは大きく異なるということが分かってもらえたと思われます。
比較的、欧米では許容されていることが多く、アジア圏では否定されていることが多いということが特徴になっていますが、欧米でもオフィシャルな場所でタトゥーを見せることは忌諱されていることが多いために、ケース・バイ・ケースで対応しなければならないということは知っておいて下さい。